ででんぶん

























ででんぶん(宇賀地洋子)

昨日五月節句の木彫りを ぎりぎり納品することが出来た!

間にあったぁ~~。


名付けて 『ででんぶん』


「ででんぶん」に意味はない

音の響きだけで決めた

何があっても

何度転んでも

起きればいい

ででんぶん と立てばいい

そんな音。。。


ででんぶんはこれで3作目だが そのつど違う

同じものは出来ないから 初めてのように苦しかった

ああでもないこうでもないと四苦八苦

彫ることは壊すことだと毎回わかってはいるけれど、、、

破壊は創作・・・

壊して壊して壊して壊して最後に突然生まれてくれる・・・そんな感じ・・・


壊すのは苦しい

勇気も要る

せっかくここまで彫って ここんところ気に入ってるのに、、

ここ彫らないと 全体的に前に進めない

これ以上は 進めないとなったら、、

壊さなければならない、、

壊す勇気がなければ前に進めない、、


その壊す勇気って、どこからくるんだろうなんて

あらためて考えたことも無かったけれど

ふと それって お母ちゃんから来ていたんだ・・・と気付く

いまごろ・・・?!

今更・・・?!


先日母校の講演会で「母と私」について話す機会があってあれこれ思っていたら

勇気って

お母ちゃんの「だいじょぶだぁ~」だったんだ・・・!!


言葉になるまでは 当たり前に勇気を持ってるつもりになっていたけど

超~今更だけど

勇気の元を辿って行ったら 楽天家の母の口癖だった

母の口癖

「洋~思えば成るんだど~ 」

「やれば何とかなる だいじょぶだぁ~~ 」


折しも 「さとうさんのブログ」に

「母親だけが与えられる根拠のない自信」

という記事が載っていて

思わず「そうそう コレこれコレ~~!!」と目を見開いた。

根拠のない自信ほど疑いようがない・・・


根拠のない自信・・・そう !

コレを私は母からもらっていたのよ!

多分母のお腹の中にいた時から・・・


67年前

早期胎盤剥離で2か月早く生まれた私は

1700グラムの未熟児だった

でも母にはきっと 根拠のない自信があっただろう、、、


母の口癖を聞いて育った私は

長じて根拠のない自信を持つ婆になっちゃった

そんな婆が震災の年に生まれた初孫に彫ったのが ででんぶん


明日から「令和の世」

令和を生きる孫たちへ思う・・・

何があっても 何度転んでも 起きればいい

その勇気があればいい

「なんとかなる 思えば成る だいじょぶだぁ~~」


母が生きててくれるうちは まあだまだ娘気分の婆・・・

(ハハハ しょうがないねぇ~~)


「洋~~ 思えばなるんだど」

(空耳かな・・・聞こえるよお母ちゃん)

「うん 洋 だいじょぶだぁ~~」


母の口癖が 昭和・平成・令和 へと続いて行く

お母ちゃん 私ん中に言葉が生きてるよ

ありがとう 母!


母90だけど 私 まあだ お母ちゃんの娘・・・。

( ハハハハ 孫3人の婆だけど・・・)


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宇賀地洋子「おいちゃんの木彫りっこギャラリー」より



ででんぶん(2011) と ででんぶん(2019)